臨時記号


【各キーの基本音以外の音】

12音階のページで、曲を耳コピする上では黒鍵の使用を避けて通れないことが分かったかと思います。

それでは、キーC(ハ長調)の曲を耳コピする場合、黒鍵を使わないかと言えば、そんなことはありません。多くの曲では、キーCでも黒鍵を使用する場面がでできます。

 

例えば、イルカさんのなごり雪のBメロの部分を聞いてみてください。

※キーCの曲ではございませんが、分かりやすい良い例が思い浮かばないので・・・

  

「ふざ“け”すぎた季節のあとで・・・~」


この“け”の部分がちょっと捻られているというか、他の部分と比べて飛び出しているように聞こえませんか?

これは、その部分だけがキーCの基本の音(白鍵部分)以外の音になっているからです。つまりキーCの曲を耳コピする場合でも黒鍵を使用する場合が出てくるということです。

 

楽譜で見る場合には特定の音符の前にだけ♯や♭が入ることがありますが、これを臨時記号と呼びます。

キーCの曲なら、ORANGE RANGEさんのキズナ(Aメロ)やGLAYさんのWinter again(Aメロ)等でも基本音以外の音が使われています。(一般的なCD音源の場合ですが)

 

もちろんキーC以外でもそのキーの基本音以外の音が使われることは多々あります。
(aikoさんとか椎名林檎さんとか臨時記号だらけ・・)

 

JAZZやクラシックに限らず、JPOPでも多くの曲で臨時記号がでてきます。キー内の基本音だけで曲をつくると単調になってしまう可能性も出てきますからね。耳コピする上で、音がわからなくなってしまった場合はこの臨時記号の存在も疑ってみましょう。


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