【②長短調転調】
これは、暗い曲から明るい曲(またはその逆)に雰囲気をガラリと変えたいときに使われることが多いです。
ダイアトニックコードに則ればマイナーで弾くべきⅥm7のところを、あえてメジャーで弾くことで雰囲気を変えることが出来ます。
【例:キーA→キーF♯の場合 キーAのⅥm7であるF♯m7は暗いコードだが、調を切り替える際にこのF♯m7の代わりにF♯Mで弾くことで曲を明るい展開に持っていく】
中島みゆきさんの銀の龍の背に乗って(Bメロ始まり)やB’sさんの光芒(ラストの大サビ)ポケットモンスターOPのめざせポケモンマスター(Aメロ終了時、34秒~)等を聞くと分かり易いと思います。
③Ⅴ7を利用して3つ上のキーに転調(例 キーE→キーG等)
良い名前が浮かびません・・違和感なく綺麗に行われる転調です。Jpop等でたくさん見ます。
鋭い人は気づいたかもしれませんが、実は、キーの移動に関しては長調→短調と同じなんですよね。
ただ、曲の展開やコード進行的に暗い→明るいと進んでいるわけではないので、カテゴリを分けました。良く見られる使用方法としては、転調前のキーでⅤ7を弾いた後、転調後のキーのⅣMを弾くパターンです。
【例:キーE→キーGの場合 転調前でB7を弾き、CMを弾くことによって転調】
my little loverさんのHELLO AGAIN(Bメロからサビ、1分18秒~)や、大塚愛さんのバイバイ(AメロからBメロ、53秒~)、サザンオールスターズさんのTSUNAMI(AメロからBメロの)等があてはまります。
このパターンでは、転調後のコードがⅣMで始まるので、そこから王道進行を始めることもできます。Jpopだけでなくアニソンやゲーム音楽などにも相性が良い転調です。