1.正しいコードで弾く


【ダイアトニックコードのみからの卒業】

ここまで色々な曲を弾くことによって、多くのコードを見てきたかと思います。

これまでは、とりあえずダイアトニックコードに置き換えるか、ルート音だけを弾くようにしてきました。ここからは、正しいコードで弾けるようにしていきましょう。

 

その前に、何故いままで正しいコードで弾かなかったかについて教えます。それは、同じコードでも音階や曲によって役割が全く違うからです。例えば、CMをイメージした場合でも以下のように様々な役割があると思います。(あくまで私の主観ですが・・・)

・キーCの場合→明るいイメージで力強さを持っている。基本的な使用方法。

・キーFの場合→インパクトの強いコードへの繋ぎに使用。Ⅴ7に近い働き(C7=ドミソ+シ♭)

・キーE♭の場合→短調(暗い)から長調(明るい)への転換。(Cm→CMに進行した場合)

この他にも曲の展開によって、色々な方法で利用されています。 

 

コードの働きを体感するには、少なくとも音階とダイアトニックコードを覚える必要があります。また、最初から正しいコードの構成音を調べながら弾くのは時間もかかります。

多くの曲はダイアトニックコードを中心に、スパイス的な要素でノンダイアトニックをいれていますので、ダイアトニックコードさえ覚えておけばコードを調べる場面も少なくなります。

 

【ノンダイアトニックコードの弾き方】 

ここからはさらに耳コピ・即興力を強化するために正しいコードで弾くことを心がけましょう。ただ、コード自体の数が膨大で全てを解説できないので、本サイトではコードの紹介はしておりません。

なので、以下のサイトを紹介します。 

http://piano-c.com/  ピアノコード Clip -和音を調べる-

このサイトでは、ピアノ鍵盤上でのコードの構成音と押さえ方がわかります。見たことがないコードや、押さえ方の分からないノンダイアトニックコードが出てきたら構成音を調べましょう。

 

コードの使われ方はとても自由です。ただし、基本がわからなければ応用された方法に気づくことも難しいです。

音階とダイアトニックコードを覚えてない人は是非ここで自分のものにしておきましょう。


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